今日も、国勢調査の結果です。
1. 就学率
小学生に当たる6-12歳においては、就学率87.4%、行ったことがない10%、退学2.5%でした。私自身いろいろな学校に行った経験がありますが、このデータには多少の疑問を感じます。地方のど田舎でも、全く学校に行った経験がない子供は10%もいないと思いますし、国全体の平均としては高過ぎる数値のように思います。また、退学はもっともっと多い筈で、こんな低い数字とは思いません。
2. 卒業率
学校/2002年/2014年の順
なし/24%/18.9%
小学校/61%/58.4%
中学校/11%/15.4% (中等教育Oレベル)
高校/1%/3% (中等教育Aレベル)
進学率の低さを改めて感じますが、それよりも現在のウガンダの経済力からして、知性とか教養のような要素よりも、実用性の高い教育が求められると常々思っており、先ずは人口の大半が属する農業に関する教育や、大学を減らしてでも技術系の職業訓練校のような教育を早く導入すべきでしょう。実用性のある教育が増えれば、親も重要性を理解して、子供の教育にもっと積極的になるのではないでしょうか。
3. 識字率
区分/2002年/2014年
国全体/69.6%/72.2%
都市/92%/85.9%
地方/75%/68.3%
2002年との比較において、都市部と地方のいずれも数値が下がっているのに、全体では上がっているという不思議な結果になっています。ここら辺がアフリカのデータの怖さです。