今日は、大統領就任式後のウガンダの外交について、です。
2016年5月30日 モニター紙
ウガンダ、北朝鮮との軍事提携を解除
http://www.monitor.co.ug/News/National/Uganda-cut-defence-ties-Korea/-/688334/3224344/-/tkvsuc/-/index.html
2016年5月31日 モニター紙
ムセベニ、韓国大統領、3百万ドルの地方プロジェクトを開始
http://www.monitor.co.ug/News/National/Museveni-South-Korean-leader–open-Shs9-billion-rural-project/-/688334/3225696/-/phpn8yz/-/index.html
先月末に韓国の大統領がウガンダを訪問した際の記事です。上の記事は、ウガンダが北朝鮮との軍事的関係を断つというもので、下のものは3億円くらいの援助に関しての記事です。ウガンダ側の信ぴょう性、周辺の下準備などなどあるのでしょうが、3億程度の投資で自国の安全性を高められるのなら、効率的な投資と言えるのではないでしょうか。3億程度の援助なら日本もざらにやっている訳で、この外交のあり方は少し日本にも真似て欲しいくらいです。
2016年6月2日 モニター紙
トルコ大統領、EUのソマリア支援の削減を非難
http://www.monitor.co.ug/News/National/Turkish-president-criticises-EU-over-cutting-Somalia-funding/-/688334/3228254/-/hmh72kz/-/index.html
2016年6月2日 NTV(ネーション系テレビ局)
ウガンダ、トルコを新たな輸出市場としての期待
http://www.ntv.co.ug/news/business/01/jun/2016/uganda-looks-turkey-new-export-market-12715#sthash.HvzBF1pW.dpbs
韓国の大統領の次にやってきたのが、トルコの大統領でした。上記は、EUのソマリア支援の削減を非難する内容で、それが原因でケニアにある最大の難民キャンプも閉鎖されるのですが、また国連安全保障理事会に関する非難も書かれています。下記は、経済的な内容です。国家予算の大半を援助に依存するウガンダが、どこまで主要な欧米の国なしでやっていけるか疑問が残るものの、ウガンダが今後南南の関係を強化しているのは明らかなようです。
2016年6月12日 イースト・アフリカン紙
軍事取り引きで韓国とトルコ指導者の訪問
http://www.theeastafrican.co.ke/news/Military-deals-mark-South-Korea-Turkey-East-Africa-visits/-/2558/3232266/-/10qb3hez/-/index.html
韓国とトルコ大統領のアフリカ訪問において、最も恩恵を受けたのがウガンダという記事です。同時期に、英国の外相がエチオピア、ケニア、ソマリアを訪問していて、こちらも動きがあったようです。この記事の3ページ目に、各国の関係性が書かれていて、英国がウガンダには何も約束していないのが気になります。
2016年6月2日 ニュービジョン紙
ムセベニ、ドイツで貿易・投資増加を促す
http://www.newvision.co.ug/new_vision/news/1426022/museveni-germany-boost-trade-investment
ドイツ・アフリカ・ビジネス・デーのゲストスピーカーとして、ムセベニが招待され、アフリカを投資先としてのアピールをしたとの記事です。
政治的、経済的に、本当の意味ではまだまだ独り立ちは難しいのでしょうが、その方向にウガンダは進んでいくようです。