「アフリカ現代史II東アフリカ」吉田昌夫著

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今頃またかと怒られそうですが、今また柏田さんのインタビューの構成を書いていて、歴史背景のテロップを入れるのに、いろんな本を読んでいます。詳しい歴史を知るには、英語の分厚い本を読めば良いのですが、とにかく時間がかかります。

で、一番重宝している一冊が、吉田昌夫著の「アフリカ現代史II東アフリカ」です。とにかく、歴史の重要事項が短くまとめられていて分かりやすく、文章が読み物として成立しているので、学術的な本にありがちな読みにくさもなく、すらすらと読むことができます。

東アフリカの歴史を手っ取り早く学ぶには最適の本で、1994年にウガンダに来る前に買って読んで、今までこの本を何度読んだのか、もう数え切れません。今でも歴史のことで自信がない時に、必ず読むのがこの本です。正しく私の東アフリカの歴史のバイブルです。

著者の先生に初めてお目にかかったのは、今世紀に入って直ぐの頃だったでしょうか。ある食事の席で、歴史の話になって、私のバイブルと同じことを言う年長者がいて、私が彼に「あなたの言うことは私の読む本に出てくる内容に似ている。」と伝えたところ、彼は「その本は私の書いた本です。」と、若くて無学な私に品良くそう仰いました。

その後、いろいろとお付き合いをさせていただきましたが、品の良い可愛らしい印象の方です。今もご健在で、「ウガンダを知るための53章」のコラムを私が書いたのも、先生が声をかけてくださったのがきっかけでした。

最近は、アフリカ行きの航空便が増え、航空運賃も安くなり、アフリカに来る若者が増えていますが、話してみてよく思うことがアフリカに関する勉強不足。勉強をしていても、自分の関心のある狭い分野での知識しか学んでいないことが多いように思います。

東アフリカに関心を持ってくるなら、先ず読んでもらいたい、是非お勧めの一冊です。

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