仕事柄、アフリカのいろんな国に行くことがあるが、最近東アフリカで起業する日本人のお話しを聞くことが度々だ。
私がウガンダに来た1994年は、ウガンダには日本国大使館も国際協力事業団事務所もなく、繊維業を母体とする商社と大手商社の2社の事務所があるのみだった。前者はウガンダでの歴史が長いこともあって、ウガンダの日本人社会の世話役的な存在だった。
ケニアには、もっと多くの商社やメーカー系の事務所があって、当時既に個人で会社を経営されている方が多数いらっしゃったように憶えている。
その後、日本国内のバブル崩壊の影響で、多くの商社がアフリカの駐在事務所を閉め、ウガンダの2社も同様となった。私が今の会社を始めたのは、ちょうどその頃だった。
それ以降、アフリカに進出する会社に関しては、いわゆる中小企業が多い傾向がある。また、起業の流行の影響か、個人の貯蓄で始めたのだろうと思われる、小規模な個人経営の会社も多い。
1999年に今の会社を始め、もう18年目になる。もうそろそろアフリカでの商売について書いてみても良いかなと思い、時々自分のことを棚に上げながら、これから何回かに分けて書いてみようと思う。