こぼれ話  ベストプレーヤー 粉もの エボシドリ ニイハオマ

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ベストプレーヤー
日本のプロ野球の動画をスマートフォンで見ていた。その画面を見ていたウガンダ人が、誰が野球のベストプレーヤーなのかを聞いてきた。偉大な選手は数え切れないほどいるので、誰がベストなのかなんていう漠然とした質問には答えられないと答えようといらいらしていて、咄嗟にはっきりと「イチロー」と答えた。
感想:これなら間違いなしだと思った。絶対間違いないと思った。

粉もの
タイレストランでタイ式焼きそばを頼んだ。卵焼きに包まれていて、それを開けてみると、具ばかりで麺が少ないタイ式焼きそばだった。
感想:私は粉もんが食べたかったのに、と思った。

エボシドリ
ある民家の庭先にいた。地面に何かが落ちたので、目の前にあった木を見上げた。きれいなエボシドリが枝先に留まっていた。いつ見てもきれいな鳥だが、森の中で探してもなかなか見付からないのに、こんなタイミングで見かけることがある。
感想:こんな時に限ってカメラを持っていないと思った。

ニイハオマ
空港のトイレで用を足していた。清掃係のウガンダ人の男性がモップを掛けながら、こちらに近付いてきた。その男性が私の背後で、如何にも本物の中国人みたいな発音で「ニイハオマア」と言った。おそらく彼は私に向かってそれを言っている。でも、どう返して良いのかも分からないので、無視した。その男性が2回目、3回目の本物みたいな「ニイハオマア」を言ったが、やはり無視した。
感想:中国人そっくりに言われても対応に困ると思った。どうせいっちゅうねん、と思った。

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