ブログのタイトルの通り、私はアフリカのウガンダに住んでいる。
毎年、一度か二度こういうことが起きるのだが、皆が一斉に病気になる。正に、今週がその週だ。
先週、末女が体調を壊して、寮から自宅に帰ってきて、一度は学校に戻ったものの、また調子が悪くなって家に帰ってきた。病院での検査の結果、マラリアを発症していたことが分かった。マラリアはこちらでは普通の病気なので、あまり驚くにも値せず、普通に薬を飲んで治す。(「普通においしいです。」みたいな現代日本語で表現するならば、「普通にマラリアでした。」というところか。)
で、昨日は会社の社員が4名も休んだ。で、今日は二人が半日出勤で、一人は終日のお休みだった。雨が降って、マラリアを媒介する蚊が発生したとか、きっと何かしらはっきりとした原因があるのだろう。
以前に、日本である俳優が「不倫は文化だ」と言ったとかで話題になったが、因みにアフリカでは「マラリアは文化だ」と思う。寒気がする、頭痛がする、という場合に、多くの人は血液検査をしないまま、自分はマラリアになったと思い込む。体調が悪い、イコール・マラリアだ、という考え方だ。「マラリアだ」という言葉は、マラリアに感染して発症してその検査結果も出ているということではなくて、「マラリアだ」という言葉は、取り敢えず体調が悪いということを意味していることが多い。因みに、体調を壊して、アイ・アム・マラリアと言う人もいて、飲み物の注文の時にアイ・アム・コカコーラというみたいに、その人はもはや人間ではなくて、その人自体がマラリアになってしまったのかと思うが、マラリアが発症している状態を意味していて、体調不良で苦しい中、マラリアに侵されていると思っている心情的には正しい表現なのかも知れない。
他に、この「マラリアだ」はずる休みの時にも使われる。親類の葬式と並ぶ代表的なずる休みの理由のひとつだが、葬式と違って誰が死んだとか、どこで葬式があるとか言わなくて済む。病欠明けに、その人はアイ・ワズ・マラリアという。仕事には来たくなかったのだから、これも心情的には彼なり彼女はその時マラリアだった訳で、確かに一理あるようにも思う。