社内にいた江戸っ子

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ウガンダ人は江戸っ子である、などというとウガンダの人にも江戸の人にも怒られそうなので、社内に江戸っ子のようなウガンダ人がいたということで話を始めようと思う。

毎年弊社では、自社製のカレンダーを作り、顧客にお送りしているのだが、日本への発送分を土曜日に送った。ギリギリ12月前半に送ったことになるので、今年は上出来といえる。2019年分はカレンダーの納品が年をまたぎ、2月にカレンダーを受け取って郵送したことを考えると本当に上出来である。
今年の日本への発送数は70部ほどあったので、いきなり全部持って行くと大変なことになるので、面倒くさいと思いつつ、事前に自ら郵送局に行って、重量と送料を確認した。
で、皆に封筒に住所を印刷してもらい、カレンダーを封筒に入れてもらい、発送の準備を進めた。2-3日でこれらの作業が終わり、土曜日いざ発送となった。実際に郵便局に行くのは、運転手君2名に決まり、部数を確認し、合計の送料を託した。まあまあかさばるので、小型のスーツケース2個がパンパンになった。
小1時間ほどしてから、郵便局に行った運転手君から電話が入った。カレンダーの重量に誤差があり、当初の予算を少しオーバーしているが、どうしたらよいかという質問だった。多少の誤差は想定内だったし、確認したところ差額も本当に微々たる金額だった。
全体の送料が150万シリング(4万5千円くらい)なのに対し、差額は3,300シリング(100円以下)なので、どちらかといえば上出来である。運転手君に差額を支払うよう伝えて、電話を切った。少しして、また運転手君から電話が入った。二人の所持金が2千シリングほどしかなく、差額が支払えないので、経理にモーバイルマネーでお金を送ってもらうよう指示して欲しいとのことだった。
誤解なきよう申し上げておくが、高級取りといかないまでも、弊社は現地基準で十分な給与を支払っており、支払いが遅れることもない。二人のうち1人は今月入社でまだ給与をもらっておらず、まだ理解できる。ただ、もう1人はずっと安定した給与をもらっているし、そもそもまだ月も中頃である。
社内の女性社員に、なぜもこう彼らは現金を持ち合わせていないのだろうかと聞いてみたが、男性は女性よりも家庭での責任が大きいため、度々こうなるのだと笑っていた。労働の対価として給与を支払うのは私の仕事だが、それをどう使うかは彼らの自由である。
果たして、この運転手君は江戸っ子気質で早々と給与を使い果たしてしまったのか、それとも、クリスマスに向けて超節約モードに入っているのか。彼らの所持金の少なさに驚かされること度々だったが、今回もなかなか驚かされた。真の理由は後者であると信じることにした。

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