コロナと私とウガンダと

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私の住むウガンダでは、まだ新型コロナウイルスの発症例がなく、水際でせき止めた例も国内感染の例も未だない。

 

なのだが、街中は既にコロナムードに染まりつつあり、レストランやホテルでは入り口で手のアルコール消毒を義務付けるお店が増えてきて、マスクやアルコール消毒液の在庫が徐々に減りつつある。保健省は2月末に入国の制約に関する発表を行い、今は毎週その内容を更新している。

 

そんな中、公共の場で皆の私を見る目つきが少しずつきつくなってきた。先週は、市場で皆にコロナ、コロナと冷やかされ、絶妙の間で相手にエボラと言い返して、市場中の人々を大笑いさせてあげたが、だんだんとこんな冗談も言えなくなってしまうのだろうか。それでも、入店拒否されることもなく、暴力・暴言を振るわれることもなく、いやがらせもなく、やはりアフリカの人たちはおおらかだなと思う。

 

地元の人たちとコロナウイルスの話しをすると、皆がいろんな意見を持っていて面白い。コロナはアフリカには来ない、他の国で流行る病気で我々は強いからかからない、今まで我々はもっと危険ないろんな病気と闘ってきたからコロナも問題ない、治療法がないので困る、怖い、などなど。

 

不謹慎な言い方かもしれないが、今までとは順番が逆で、今回アフリカは流行の順番が後ろの方で、先に流行った国がいろいろな犠牲を払いながら蓄積したノウハウを流行する前から使えるのは、アフリカにとって有利な点だろう。HIVエイズでもエボラでも、だいたい病気の発祥地はアフリカであることが多く、流行の順番は先頭の方だったため、今まで他者が作った蓄積を使えることが少なかった。

 

ウガンダでは、2000年から2001年にかけてエボラが流行し、200名以上が亡くなった。それからも、コンゴで流行するエボラを毎回国境で塞き止め、国内に入り込んだ場合も直ぐに隔離して被害を最小限に留めてきた。それ以外にも、コレラが流行ったり、黄熱病が流行ったりというのもあったが、毎回保健省が積極的に動き、大きな問題にはなっていない。90年代はHIVエイズが大流行中だったし、今でもマラリアなど皆いろんな病気と日々隣り合わせている。

 

という感じで、おそらくアフリカは先進国よりも結構な頻度で断続的に多くの病気と闘ってきた歴史があり、おそらくこのコロナウイルスも上手く封じ込めてくれるのではないかと期待している。またそうなることを願っている。

 

 

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