ウガンダで販売されているコロナ対策グッズだが、マスク、フェースシールド、消毒液のいずれも以前よりも種類も品数も多くなってきた。
今日、箱売りで50枚18,000シリング、1枚当たり360シリング(約10円)のマスクを見付けた。マスクの値段が一時期は1枚5,000シリング(約140円)くらいで高止まりしていたが、だんだんと値段が下がってきて、1枚1,000シリング(約30円くらい)で落ち着いていたので、実に一時の10分の1以下の値段だ。世界の物流のかなり後方に位置しているだろうウガンダで、マスクの供給が安定しているのだから、世界中でマスクはもう安定的に生産、供給されているということなのだろう。
消毒液は、製造者も容器の形状も様々で、なにかアルコール以外の匂いがするもの、ぬるぬるの後にべたべたするものなどあり、本当に効くのかなと心配に思ったりすることもあるが、供給が安定しているのが嬉しい。因みに、中身も容器も一番品質が高いのは、日本の会社のSARAYA製というのがウガンダの一般的な認識で、ホテル、銀行、レストランなどが、入り口に、これ見よがしにSARAYA製の大きな消毒液の容器を置いている。
非接触式の体温計の値段も値下がりし、75,000シリング(約2,150円)になった。一時期は、400,000シリング(約11,500円)していたので、だいぶ安くなった。
しかし、ウガンダには数多くの感染症がある中、感染者数が圧倒的に少ないコロナの対策グッズのみが、スーパーに数多く並べられ、毎年何千人という死者を出している感染症の対策グッズは殆どないというのには少し違和感を覚える。感染症に不慣れで且つ経済的な影響力が大きい国々から始まったことが、今回コロナで世界中が混乱に陥った大きな一因で、もし感染症に慣れていて経済規模が小さいアフリカからこの病気が始まっていたら、全く異なる展開になっていたのではないだろうか。
ただ、覆水は盆には戻らないので、既に起きてしまったことの延長上を歩むしかない。ワクチンが普及して冬も終わって、2021年の前半くらいが、いわゆるアフターコロナといわれる社会の始まりになるのだろうが、果たしてどんな社会になるのだろうか。
一箱50枚、18,000シリングのマスク。エンバシー・スーパーマーケットにて。
隣は小型加湿器、17,000シリング。小さくて出張用にいいと思って買った。