ウガンダの新聞、明後日1月14日に迫った大統領選挙の記事を取り上げます。
モニター紙 2020年12月23日
ウガンダ共同クリスチャン評議会が選挙を3年間延期し、ムセベニが統治を続けることを認めるよう求める
タイトルの通りの内容ですが、この提案は大統領に退けされ、また評議会内の分裂も生んだようです。医療面では、コロナ流行の影響が小さいウガンダですが、経済的な影響は大きく、この状況で野党が政権をとると国家の運営はそうとう厳しいだろうことが考えられ、この発言には一理あるともいえるのですが、なぜ直前になって、且つ評議会内の同意を得ずにこのような発言をしたのか、良く理解できませんでした。
UJCC asks Govt to suspend elections for three years, allow Museveni to continue ruling | Monitor
NTV 2020年12月26日
選挙委員会、カンパラと11県で選挙活動を停止
コロナ流行の抑制を理由に、カンパラを含む12県で選挙活動の集会が停止されました。当初からコロナの影響で選挙活動に制約の多い今回の選挙ですが、本来であれば選挙活動が一番盛り上がる期間に集会ができなくなりました。この発表後にまた暴動が起きるのではなど少し心配しましたが、実際には起きませんでした。暴動が起きなかったことはいいことですが、これを国民の選挙への関心の低さと考えると、今回も投票率にはあまり期待できないように思います。
Page not found | Nation (ntv.co.ug)
モニター紙 2021年1月12日
ウガンダ通信委員会が選挙の緊張の前にソーシャルメディアの停止を発令
今日既にFacebook、Twitter、WhatsAppなどが使えなくなっているようです。また、VPNも使えなくすると書いてあります。通信手段が使えなくなるのは大変不便ですが、ルワンダの虐殺ではラジオが扇動に使われた過去もあり、不確かな情報が拡散され、情報を精査できない人がそれを信じる可能性もあり、不便さもありつつ、選挙後の混乱を避ける、人命を守るという目的では合理的な決断だと思います。
UCC orders social media shutdown ahead of tense poll – Daily Monitor
モニター紙 2021年1月12日
警察が投票日に政治的な服装や選挙活動の物資の表示を禁止
11月に暴動が起きたことが背景にあるのか、今回の選挙では選挙前後の混乱を避ける対策に注力しているようにみえます。今までアフリカでは選挙後に暴動が起きて死者が出ることもあったため、このような対策は評価できるのではないでしょうか。
Police ban political attire, display of campaign materials on polling day – Daily Monitor