2021年10月ウガンダからなくなったもの アフリセル

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2021年10月、二つの大きな会社がウガンダから姿を消した。

二つ目は携帯電話事業者のアフリセル。2009年にフランス資本のオレンジ社がウガンダで携帯サービスを始めた。

当時のウガンダでのデータ通信は本当にひどくて、ネットのつながりが悪くて、携帯会社のコールセンターに電話をしたら、近くのアンテナの部品が故障していて、部品の取り寄せに時間がかかるからその地域では1ヶ月はデータ通信が使えませんとか、3G回線は使えなくなることが多いので、携帯の設定を2Gに切り替えて使ってください、3Gは使わないでくださいなど、平気で言っていた。

とにかく皆不満だらけで、人が集まるとネット環境が悪いと常に皆が不満を口にしていた。という感じで、ちょっとした添付をダウンロードするのも大変だったし、動画を観るなど夢のまた夢だった。

そこに現れたのがオレンジで、データ通信の速度が評判になり、店舗にはいつも人だかりができていた。オレンジを試した知人から電話があり、オレンジのデータ通信は圧倒的に速い、あなたも早くオレンジを買いなさいと、言われたのをよく憶えている。

その頃からようやくどうにかウガンダでも動画を見れるようになって、データ通信ではオレンジが一番という時期が続いた。ただ、オレンジは音声通話の通話料が高かったため、通話の利用者はあまり増えなかった。

2014年にオレンジが英国資本のアフリセルに売却され、会社のイメージも高級路線からやや庶民的な感じに変わってきた。その後、他の携帯会社も少しずつデータ・サービスの質を改善してきて、オレンジの優位性もだんだんと薄れてきて、以前通話料は高いという状態が続いていた。

自動車はトヨタ、バイクはバジャジ、など、あまりバラエティーなくなんでも一極集中する傾向が強いウガンダだが、携帯サービスにおいてもMTNに顧客が集中し、アフリセルは最後まで主流になれなかった。

現在はデータ通信に特化した会社も増えてきて、データ通信もさほど携帯に依存しなくても良くなってきた。2009年、あのタイミングでオレンジがデータ通信のサービスを始めなかったら他社のサービスの低いままだっただろうことを考えると、オレンジなりアフリセルが果たした役割は大きかったと思う。

 

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