大好きだった瀬戸内寂聴

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私の大好きだった瀬戸内寂聴さんが亡くなった。80代になっても、90代になっても、いつまでも若々しくお元気で、がんの手術からも回復されて、この人は死なないのではないか、100歳は間違いないと思っていたのでとてもショックだった。

 

若い頃に彼女の瀬戸内晴美時代の小説にはまっていたことがあり、彼女の書いた本は何度も何度もまたたくさん読んだ。

 

 

本棚にある瀬戸内さんの本を調べてみたら、さほど多くなかった。上記の写真以外に仏教を学ぶ大型の本もあるが、たったこれだけしか読んでいなかったのか、もっと読んでいたのでは、と不思議な感じがする。逆に捉えると、これだけしか読んでいないのにかかわらず、私の中での印象はとても大きい。

 

瀬戸内寂聴さん、私にとっては瀬戸内晴美さんの言葉で、一番強く記憶に残っているのは、選択肢があったら、必ず大変な方を選んできたという一言だった。我が子を捨て、恋愛に走り、小説を書いては文豪たちを罵倒し、社会に背を向けてでも、わが道を歩み続けた彼女の生き方が好きだった。

 

瀬戸内さんの言葉に重みがあるのは、元来彼女の持つ頭脳明晰さもあるものの、決して出家してお坊さんになって偉くなったからではなくて、出家でもしないとどうしようもないくらい様々な体験をして、他人を傷つけ自らも傷ついた経験の上に成り立つ言葉だったからだろう。

 

勝手にまだまだ死なないと思っていた瀬戸内寂聴さんが亡くなり本当に悲しい。彼女の本をまた読んでみようかと思うが、読み出したら、読書に没頭して他のことが手に付かなくなるのが怖いので、本当に迷うところだ。

 

作品、生き方ともに本当に強い影響を受けた方でした。ご冥福を祈ります。月並みな言い方ですが、彼女、彼女の作品は私の中で生き続けます。(なぜか最後だけ、ですます調。書き方がなっていないと、瀬戸内さんに怒られてしまうかもしれない。)

 

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