前回、獣医の注射よりも市販薬の方が効果があったことを書いたが、またもや同じことが起きた。
回虫の注射を受けた際に、クロ君に避妊の注射もしてもらったのだが、回虫の注射だけでなく、避妊の注射も効いていなかったようだ。ニンジャ君がしつこくクロ君の匂いを嗅ぐので、おかしいと思って観察していたのだが、月経の予兆のように見える。
同じ獣医に聞いても、きっと同じ結果になるので、他の獣医にお願いすることにした。ハク君を譲ってくれたブリーダーの犬舎がきれいだったのを思い出し、彼らなら良い獣医を知っているだろうと相談したら、直ぐに獣医を紹介してくれた。
ついでに、成長したハク君の写真を送ったら、一緒に写っている黒い犬は誰だ、この犬の犬種は何かと返事が来た。そのブリーダーさんが言うには、彼は東アフリカで一番大きなオスのブラック・シェパードを飼っていて、ぜひクロ君にその犬の子供を産んでもらいたいらしい。ハク君を引き取りに行った時に、その犬を見ていて、私も実は気になっていた。今回の交配の話しは、もちろん先方都合の話でこちら都合の話ではない。
この前、犬を飼って思ったことを書いたが、犬の去勢、避妊についても考えていた。今の家に3匹以上の犬を飼うスペースはないのだから、去勢、避妊するのも一つの方法だ。しかし、種の保存という生き物の根幹ともいえる行為、動物の権利を私が奪ってしまっても良いもbrのかと考え、前回の避妊も手術ではなく、有効期限のある注射(実際には効かなかった)にしてもらったのもそれが理由だ。
犬舎がきれいで、そこにいる犬も皆健康的だったので、嫁入り先としては申し分なく、一度出産した後なら将来避妊するにしても申し訳が立つようにも思える。子供に相談したら、クロ君がちゃんと帰ってくるなら、少し家を空けるのは構わないという。とりあえず、ブリーダーに家に来てもらい、クロ君をみてもらうことにした。
(続く)