ウガンダの新聞 各国の移民政策

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ドイツ、人材の取り決めでケニアを歓迎 2024年9月14日
https://www.bbc.com/news/articles/c4gegkkg14ko
Afdの躍進など移民排除の動きのあるドイツですが、その背後ではアフリカからの人材確保に動いています。こちらの記事はドイツがケニアから技能のある人材を受け入れることに合意したとの記事です。

この時、ケニアの大統領が直々にベルリンまで行っているようです。アフリカではどの国でも人口の急増が社会問題になっていて、自国民を海外に出稼ぎに行かせる動きがあり、こうやって正式に受け入れ国を確保することは国益といえるのでしょう。

また、出稼ぎ者の海外送金がアフリカ各国の大きな外貨獲得源になっていることもこの背景にあります。ただ、同時にこれは頭脳流出を意味するので難しい問題でもあります。

ドイツ、移住分野で発展協力の新たな方針をとる、ガーナで開始 2023年2月21日
https://www.bmz.de/en/news/press-releases/schulze-heil-ghana-cooperation-on-migration-143048
こちらはドイツの政府発表のようですが、ドイツとガーナの2カ国で職や移住に関する共同宣言に署名したとの記事です。1年以上前の記事ですが、ガーナでも人材を確保しようとしているようです。

ウガンダ、オマーン政府との2カ国間労働協定を交渉 2024年4月24日
https://www.newvision.co.ug/category/business/uganda-in-negotiations-with-the-state-of-oman-NV_186611
ウガンダが中近東のオマーンと人材に関する協定を交渉しているとのこと。こちらはウガンダ政府の労働担当大臣が出向いているようです。

人材を提供するアフリカ各国、ヨーロッパや中東の受け入れ国、両方ともに人材の提供と確保に積極的な動きを見せています。需要と供給が上手く合致しているのでしょう。考え方によっては、地下資源だけでなく、人材という資源まで持って行かれるという捉え方もあります。

このような動きは今後加速していくでしょうから、日本政府も早く手を打たないと、日本が動き出した頃には既に遅しということになっているかもしれません。そもそも、この円安ではなかなか来てもらえないでしょうか。先日ドーハ空港経由で旅行し、空港内で働くアフリカ人の多さに驚きました。スワヒリ語やガンダ語での会話が聞こえてくることもあり、身近なところから来ているのがよく分かりました。

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